夢日記

書き留めた夢を文章にして公開しています

2022-01-01から1年間の記事一覧

221213

私は、他の身寄りのない者たちと比べれば、かなり恵まれたほうだったのだろうか。鞄の中で膝を抱え、海に放り出されるのを待っていた。もう終わりだと思っていた。だが一隻の船舶が桟橋に近づいてきたとき、再び生きる気力が湧いてきた。前向きになりさえす…

221118

深緑の木の板と白の壁のコントラストがいい感じのカフェに入る。 2階は従業員用で立ち入り禁止だが、別階段にはその掲示が無いので、立ち入ってしまおうかと葛藤する。 踊り場の窓から外を見ると、たくさんの建物が見上げるほどの高さに積み上がって、3つほ…

221109

大学の建物の壁に、私と親友の横顔のイラストが、ローマ字の名前とともに、でかでかと描かれているのを見つけ、ようやく自分も注目される日が来た、と嬉しく思った。そういうマークがつけられた建物では、夜な夜な学生たちがパーティを開くのがお決まりであ…

221106

駅ビルのレストランを物色している。高級イタリアンからミスドまで、いろいろ見てまわる。今度、知人にご馳走すると約束しているので、その下見に来ているのだ。ミスドでは、勉強する人たちが大半の席を占領している。そしてその横では、体操大会に出場する…

221021 - 2

子どもを外に出しては行けない、という決まりになったらしい。連れの小さな男の子とスーパーに来ている私は、その辺に落ちていた桃のパックに男の子を入れ、レジに通してみる、という挑戦に出た。男の子の頬は桃のように赤かった。 レジの人は何も気にするこ…

221021 - 1

細長い町を、体育館の2階壁際の観覧席のように、上から見下ろしている。下の町では誰かが青いボールを壁にぶつけて遊んでいる。ボールはパチンコのように壁に当たっては跳ね返り、勢いをとどめることなく奥のほうに飛んでいく。 高校の友人が私の隣にきて、…

220916

車の後部座席で、昔あったような分厚いパソコンを開き、新着履歴に入っていた自分達の話し声の録音を聞いている。明日の集合場所についての連絡を待っているが、未だ音沙汰ない。 中学時代の生物部の顧問だった先生の家に着いた。車を降り、入り口の前に立っ…

220707

小学校からの友人の家へ行く。全ての家電が古くて年季が入っている。コンロに火をつけると、身の危険を感じるような大きな音を立てて燃える。これで大丈夫なのか、としつこく何度も聞くが、彼女は全く問題ないという風に他の作業をしている。 物置部屋に箱や…

220703

市民向け講義に講師として参加している。講義は2種あり、そのうちひとつは私が担当している。「生物の進化について」である。紙を6枚配布し、それぞれ表を埋めてもらい、回収するのだ。 時間配分が思いのほか難しく、最後の方は巻になってしまう。「2つ目の…

220701

いつものチェーン喫茶に入ると、お店の人がぶつぶつ言い始めて商品を渡してくれない。やっと渡してくれたと思いきや、小さなプラスチックの鞄を付属でつけてくれた。今後これを一緒に持って行って行くと、ポイントが貯まるらしいが、パチンコ屋さんなどの、…

220601

キッチンに立ち、赤い粘土を四角くこねて、金属製の型を差し入れる。すると鉛筆削りみたいな形になる。 きれいにできると高得点なのだが、初めてなのでうまくいかない。端のほうがボロボロになってしまう。

220518

夜の船から外を見る。東京湾の上に浮かぶ、沢山の荷物を載せた巨大なシートを見ている。すぐそばに「鶴岡八幡宮」と書かれたビルがあり、真上には真っ白な四角い箱が浮いている。ずっと見ていると、たまにゆっくり回転する。船内からみんなでもの珍しく観察…

220512

盗みではないが、お店の中で以前買ったらしい商品を他人からもらい、腹に抱えて隠すようにしながら店から出る。 ブツは、フランスのと中国のいちごである。フランスのは美味しくて中国のは美味しくない。理由は種を買うか自分でつくるかの違いらしい。あっと…

220511

クリスマスパーティを主催している。みんなへの参加依頼、偉い人への挨拶依頼。当日遅刻し、家を飛び出したら、外は雨。もう1人の司会が既に始めてくれている。さりげなく謝りながら席を探す。 ゲストがきた。まずはロバに乗った猿。鼻が赤い。ほんとに彼ら…

220504

キャリアを積むためには、5月2,7,8日にある先輩との交流会に参加しなければならない。今日は7日なので、8日に参加するしか選択肢はない。もうキャリアプランを選択しなければならないと聞いて、まだ何も決めていない私は参加を見送ろうか一瞬迷った。 7日に…

220430

アイスランドのとある一家にお邪魔している。その家の夫婦からここで暮らすルールについて説明を受けている。 突然、細くて異様に背の高い馬がたくさん出てきて、端から順に詰めて整列を始めた。列に並んだ馬は下に生えている草を食べ始めた。ある程度食べ終…

220406

友人と電話で喋りながらエレベーターに乗り込み、上の階にある自室に戻ろうとボタンを押すが、反応しない。乗り込んだエレベーターは下に降りるところだったらしい。急いでいたので、そのまま何度も上の階のボタンを押していたら、エレベーターは止まってし…

220315

ひょんなことからペットを飼いはじめた。猫とねずみと、黒くて小さい何かである。彼らは初めのうちは警戒心が強かったが、時間を共にするうちに、だんだんとこちらに懐くようになってきた。 ある日、いつものように彼らと一緒に晩ごはんを食べていると、掃除…

220314 - 2

私は目を瞑ってさっきまで見ていた夢を思い出そうとしている。 床に置かれたヒノキの枡に水がなみなみと張られており、イワシの頭に刺した棒が何本か、半分水に浸るように入っている。 (これはさっきまで見ていた夢ではない!このままでは夢の内容を忘れて…

220314 - 1

教職課程を履修しているメンバーで大学のキャンパス内を歩いている。圃場前の建物を見つけ、 「地学実習のときの建物だ!あの実習は楽しかったねぇ…」 と私が懐かしむように言うと、 「いや、何も覚えてない。というより、俺ら何もしてなくなかった?」 とメ…

220312

お風呂に入ろうと地下へ降りると、薄暗い座敷が広がっていた。奥は暗がりで、終わりが見えない。手前の洗い場に座ってシャンプーをするが、折角だしこのだだっ広い空間を使い尽くそうと思い、髪をゴシゴシ泡立てながら奥の方へ進むと、センサーが反応して奥…

220211 - 2

商店街の中にある飲食店でバイトをしている。店の入り口に置かれている食品サンプルを観察し、たまに配置を変えたりする。ほとんど何もしていないが、これで仕事をしている気になっている。お客さんに水を出していないことに気づき、急いで水を汲む。 バイト…

220211 - 1

某ゲーム実況者が中学生だったころ、私もその実況者の通う学校の生徒であった。梅雨が明けたばかりの晴れた日の朝、長い石段を登って学校へと向かっていた。前にはだらだら喋りながら歩く学生たちがいる。どこかに例の実況者もいるのかと思うと少しわくわく…

220206

横浜市で新たに定められたゲーム条例は、当時流行っていた通信型人生ゲーム機から発せられる電波に、物理的な制限をかけることを可能にする効力を持っていた。この条例のせいで、市内の子どもたちの持つ人生ゲーム機では、結婚から先のイベントに進むことが…

220205

インターン先の最寄駅から出ているバスに乗り、一番後ろの席から窓の外を眺める。混んでいないのをいいことに、リュックを抱き枕のようにかかえて5人席に寝転がるようにしている。ゆっくりと移り変わる景色が心を寂しくさせる。もうすぐ私はこの町を去る。 …

220203

若手のインストラクターが小さな子どもたちと世界一周旅行をしながら、勉強を教えている動画を見ていた。その企画はエンターテイメントと学問のミックスイベントで、楽しみながら勉強できて、かつ効率的な方法について考えよう、というテーマである。 彼らは…

220129

帰り道、数人の小学生が男に絡まれているのを見つけた。不穏な空気を感じるので声をかけたいと思うが、怖くて近づけない。知り合いが向こうから歩いて来るのを見つけたのでつかまえて、代わりに助けてあげて欲しいと頼み込んだ。しかし彼は私が何の話をして…

220128

外は暗くて風が強いので、コンビニで一夜を明かすことにした。明るくて暖かいコンビニの中から外を眺める。就活生と思われるスーツ姿の若者たちが信号の前に立っている。疲れのあまり、立ったまま眠ってしまっていたらしい。気がつくと夜が明けていた。外を…

220127

今は使われていないガソリンスタンドの敷地で、毎日のように昼間から音楽を流して酒を飲み、楽しそうにしている人たちがいる。自分はその敷地のすぐ隣に住む飼い猫である。いつものように、家の中から敷地で談笑する彼らの姿を眺めている。彼らの仲間になり…

220125

先生に気づかれない間に校庭を模様替えしてしまおう、というドッキリ企画がどこからともなく持ち上がり、全校生徒が一致団結して実行することになった。先生を全員校内に誘導し、学校中のカーテンを閉め切り、外に注意を向かせないよう極力自然に話を盛り上…