夢日記

書き留めた夢を文章にして公開しています

220127

 今は使われていないガソリンスタンドの敷地で、毎日のように昼間から音楽を流して酒を飲み、楽しそうにしている人たちがいる。自分はその敷地のすぐ隣に住む飼い猫である。いつものように、家の中から敷地で談笑する彼らの姿を眺めている。彼らの仲間になりたいが、近づいて話しかける勇気が出ない。飼い主が買い物から帰ってきた。腕に抱きついて頭をすりすりする。自分は飼い猫という設定ではあるが、実際は人の形をしている。

 ガソリンスタンドにふらっとやって来て、ふらっといなくなってしまうことで有名な医科大学院生がいる。今日はその人が来ているらしい。なぜか分からないが、彼なら口に出さずとも、自分が仲間になりたがっているという気持ちを汲み取ってくれるはず、という期待があり、みんなの方へ向かった。期待は的中した。医科大学院生は仲間の証にと、ポケットから小さなチェキをとり出した。記念撮影でもしてくれるのだろうか。

 彼は再びポケットに手を入れ、小さな布袋をとり出した。中には真っ赤な豆のようなものがいくつも入っている。それらはハバネロ系の辛いお菓子だそうで、食べると頭がぱっかり割れて、それが地面いっぱいに広がるような感覚になるらしい。豆を食べている間にチェキで写真を撮ると、その感覚がそのまま再現されて印刷されるそうな。何度もその感覚をデモンストレーションでみせてくれるので嫌になってしまい、豆を食べるのは断ることにした。

「こういうのを適当に再現しちゃう芸人もいるんだよなぁ…」

医科大学院生。別にそんなことにこだわらなくてもいいじゃないか、と思う。