夢日記

書き留めた夢の中からいくつか公開してみたくなって

早朝の電車

 駅の広場で電車が来るのを待っている。広場を囲むように駅ナカの店が2階建てで連なっているが、まだ早朝のため、軒並みシャッターが降りている。広場には白い丸テーブルや椅子がいくつか置かれているが、人はまばらで、左壁の上方部にある擦りガラスの窓からうっすらと光が差し込んでいる。

 私は、こんな早い時間でも開いている本屋が、閉まっている店々の奥に隠れていることを知っていた。非常階段を上って本屋に行くと、このことを知っているのは私だけではなかったらしく、そこだけ昼間のような賑わい具合を見せていた。特に用事もなくぶらついていると、表紙の綺麗な絵本に目がとまり、ぱらぱらとめくってみた。社会主義と資本主義の対立と止揚を、大自然の中にぽつんと建つ家に暮らす兄妹を通して描いたものであると解釈し、購入はせずに店を出た。

 電車が来たので乗り込むと、新幹線のような座席配置になっている。空いている席を探して進んでいくと、左に以前お世話になった会社の社長が、右にあまり打ち解けられなかった大学の友人が座っており、2人とも通路に足を出して寝ていた。慎重に通り抜けようとしたが、足がぶつかって社長を起こしてしまった。社長の隣には同じくお世話になった関係者の人がいたため、3人でしばし懐かしく近況を語り合った後、再び通路を進んで行った。彼らの後ろにはラグビーの選手と思しき女性たちがかたまっている。座っている人もいれば立っている人もいる。みんな上にはピンクの縦ストライプのシャツを着て、下には深緑のスカートズボンを履いている。まるで桜餅のような色合いで、奇抜なユニフォームだなと思いながら通り過ぎる。

 電車が最寄駅に着いたので、ホームに降りる。この日はそこそこお洒落をしてきたつもりだったので、改札に向かいながらガラス窓に写る自分の姿を無意識に確認してしまう。着ていたワンピースに不自然なところはなく満足するが、何かが足りないと感じ、すぐにウエストポーチを電車に置いてきたことに気づく。

 私は何かを描く仕事をしており、そのために必要な大切なものがポーチの中に入っている。締め切りが迫っていることもあり、慌ててホームに落ちていたメモ帳を手に取り、何か役に立たないかとぺらぺらめくるが、誰かが英語の勉強をやり込んでいた記録が残されているだけで、どうにもなりそうにない。ふと顔をあげると、待合室の壁に映像作品の原画が貼られており、とうとうこれを自分のものにしてしまおうかなどと考え始める。

 

0314

 

彫刻の街

 年末ということで、父方の祖父母と両親と私とが集まってこたつを囲んでいた。祖父母が年越し蕎麦をお土産に持ってきてくれたらしい。開封してお湯を入れると、汁がこたつの天板と同じ暗い赤色になった。私の隣に座る祖母が、乾燥したネギや椎茸や、きんとんのようなものを私の器に入れてくる。戦時中はよくこれを蕎麦に入れて食べていたという話を聞き、では今食べているのは戦時中と同じものなのかと思いつつ、そうはいっても食べる量は今よりずっと少なかったのだろうな、と器いっぱいに入った蕎麦を見ながら思った。

 新年一発目の朝が明け、家の外に出ると、そこは昔住んでいた集合住宅の6階の廊下で、当時のクラスメートたちが並んで外を眺めていた。私も並んで外を眺めた。澄み渡った冬の空には雲ひとつなく、遠くのビル群の向こうに、巨大な大仏や観音像が列をなしているのが見えた。クラスメートが持っていたカメラを借り、大仏たちをシャッターに収めた。

 街を縦横無尽に走るリフトに乗ることになった。いつからこの街はこんなに芸術的になったのだろうか、建物と建物の間には、高頻度で太陽の塔のような巨大な彫刻が置かれている。高架下に差し掛かる手前で、宙に浮く天女の彫刻を見たときには本当に驚いた。隣にいた友人に教えられてよくよく見ると、天女は宙に浮いているわけではなく、空と同じ色をした氷山のような台座に腰掛けているだけなのであった。私たちは朝日を浴びて光り輝く天女を見上げながら、レールの続く高架下へ吸い込まれていった。

 

0312

最近、牛久大仏や仙台大観音のことを考える機会は確かにあった

ワイドショー

 タレント一家のいざこざを、テレビと思しきマスメディアを通して見ていた。女優である母親が何らかのスキャンダルを起こし、同じく芸能活動をしていた娘としばらく別居することになったという話である。

 母親がどれほどの失態を犯したのか知らないが、世間はこの事件に大騒ぎで、生中継のインタビュー番組の報道までされる始末である。しかしこの生放送、突撃先がなんと母親ではなく娘のほうなのである。どういった意図でこの番組が企画されたのか、母親のスキャンダルに娘が深く関わっているということなのか、疑問に思いながら見ていたが、結局のところ娘はこの事件にほとんど関係がないらしく、何か記憶に残るようなインタビューは行われずじまいであった。

 別居期間中は、娘は東南アジアの祖父母の家に預けられることになっており、報道陣もその国まで娘を追いかけていったようだ。報道陣は真昼間の屋外マーケットから出てきた娘を見つけ出し、すぐそばのビルの壁際まで追いかけていき、その場でインタビューを始めた。娘は青い花柄のワンピースにハイヒールを履いており、その国の文化に馴染んでいるような印象を受けた。娘はまだ小学生と思っていたのだが、どう見ても40代くらいの風貌をしており、年齢を間違えて覚えていたかと思ったのだが、報道を聞く限り、小学生で間違いないようであった。

 インタビュアーが何か娘に質問するのだが、遠くにいるせいかよく聞こえない。娘がそれに対して笑いながら答えていたのだが、日本の放送局にいる実況アナウンサーが

「(母親が不祥事を起こしたというのに)今は笑っちゃまずいでしょ!」

などとコメントしていた。娘は無関係なのに随分手厳しいよなと思いながらその様子を眺めていた。

 

0309

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レストランにて

 知り合い4人と高級レストランに訪れている。このレストランは、大学生協の学食のように、トレーに注文した料理を乗せてもらい、最後に会計をするシステムをとっているようだ。列に並ぶなり、後ろにいた知り合いの1人に、4人全員ライスだけでいいよね?などと確認される。どうやらこのレストランはあまりに高級なので、おかずは持参してライスだけ頼むというのが主流らしい。実際ほとんどの客がそうしており、そのことを知っていた知り合いのうち2人はちゃんとおかずを持ってきていた。

 そんなことは露も知らない私ともう1人は、ライス以外の料理も頼むために店内を歩き回る。中華に似た知らない料理が長机に並べられ、それぞれの料理に1人ずつ店員がついて、火加減を調節したり、皿に料理をよそったりしている。スープの担当をしている店員はどうやら新米らしく、机に被せられた白いシーツにぼたぼたとスープをこぼしている。それを見たベテランの女性店員が、手早く新米店員の腕を掴み、こぼさないよそい方を指導し始める。

 4つに区切られたプレートの最後のひとつによそうおかずを探しているとき、蒸し物の担当をしている店員が、全ての区切りにおかずをよそうのは浅ましいと言わんばかりの態度を取ってくる。私は食いしん坊扱いされてショックを受けるものの、なにくそ、どう食べようと客の勝手だ、こうなったら腹一杯食べてやる、と意気込む。

 

0308

レトロな建物の某中華料理店、いつか行ってみたい

サッチィ

 「サッチィ」という名前のウェー坊の配信を見ていた。ウェー坊とは、この世の森羅万象を話のネタにして紹介する配信者のことである。彼らはインターネットが普及する前から配信を行なっており、ひと昔前の配信ツールは本であった。配信ツールは今でも特に決められておらず、日常のどこにでも彼らは出現する。

 サッチィの配信は大変穏やかで、荒らしもいなければ炎上することもなく、常に平和だった。そういうこともあり、私はこの人の配信ばかり見ていた。というより、自分から見ようとせずとも、頭の中に語りかけられるような形で勝手に配信が始まるのであった。

 

0307

今回は夢日記書きたさにこじつけたところが多くあるので、再現度は低め

ドライブ

 恋人(誰)にドライブに連れて行ってもらうことになった。後部座席に後ろ向きに座ると、背後の景色がよく見えた。このとき、私はバイクに乗っていたように思う。海辺にかかる橋を渡るバイクにしがみつきながら、夕暮れの景色を眺めていた。心地よい風を顔に受け、この上ない幸せを感じていた。

 不意に自分がバイクから落ちてしまうのではないかと心配になるが、横を見るときちんとドアロックされてあり、安心した。そしてこのとき、自分が先ほどから乗っていたのは車だったのだと気付いた。いつのまにか自分自身も、前を向いて座っていた。

 大きな郵便局の前を通過したあたりから、急に風が強くなりだした。しばらくすると目的地である東京駅が見えてきた。突風に揺れる木々の向こうでどっしりと構え、夕陽を浴びて輝いている東京駅もまた、荘厳で美しかった。

 駐車場に着くころには、辺りはすっかり暗くなっていた。車を停めようとするのだが、風が強すぎて飛ばされそうになるので、恋人(誰)が紐で括り付けようとしている。ちょうど私はリュックのポケットに結束バンドを入れていたため、これらを使って車を繋ぎ止めた。紐よりも結束バンドの方が強力なので、一安心である。

 同居先のようなところで、次の目的地であるディズニーランドに向かう準備をしていると、恋人(誰)から、私が普段からだらしないことに対する不満をぶつけられた。特に、いつも私が父に溜めまくった紙ごみをあげている(捨ててもらっている)ことを咎められ、押し入れの中の物を今から整理するよう言われてしまった。

 ここへ着いたらすぐにディズニーランドに行けるものと思っていた私は、内心不貞腐れているのを悟られないように努めながら、今日は片付けが終わってから夕飯だけ食べに出かけようと提案した。ちょうどそこへ、どこかのパン屋で買ったパンが3つ登場したので、溜めておいた紙袋をひとつ取り出し、中に入れた。改めて押し入れを見回したが、自分としては特段散らかっているようにも感じられなかった。恋人(誰)は、何かを確認するために電話をかけ始めた。

 

0305

溜めに溜めた紙ごみをそろそろ捨てなきゃなと思い始めた矢先の夢

花束とアキラさん

 古びた日本家屋で作業をしていた。外は雨が降り続いていて、止む気配がない。作業しているのは私だけではなく、一人ひとりに機材の置かれた部屋が割り当てられていた。部屋の中は薄暗く、底冷えするため、温風の出る扇風機のスイッチを入れた。

 突然一瞬の閃光が走り、近くで雷が落ちたことに気付いた。慌てて扇風機の電源を切り、部屋の中にあるたくさんの金属の機械が雷を誘導するのではないかと心配になった。すると案の定、次々と雷が落ちてきて、機械の一つから出火してしまった。なんとか火を消し、隣の部屋の様子を見に行くと、こちらよりも激しく出火していた。隣の部屋で作業していた学部時代の先輩は、火を前にしながら冷静な表情で何もせずにいるので、仕方なく私が柄杓に水を汲み、火を消した。しばらくして、他の知り合いが何人か、様子を確認しにやってきた。みんなの無事が分かり安心したが、念のため電話番号を書いてもらい、ノートパソコンに貼り付けておいた。

 食堂でお弁当を食べた後、学部時代の先輩と話をしていると、アキラさんという人がやってきた。アキラさんは金髪で痩せぎすの人で、どうやら私の知り合いであった。アキラさんは、雨が上がったので外のジムを使うと言って出て行ってしまった。

 そのまま先輩と話を続けていると、アキラさんがなぜかジムの入口とは反対側のドアから帰ってきた。手には2人の女子高生にあげるつもりで買ったという花束を抱えていた。その花束をこちらにくれる素振りを見せたため、彼女らにあげなくて良いのかと尋ねたが、傍に置かれていた新聞が目に入り、彼女らが近所の事故で亡くなった女子高生であることに気付いた。アキラさんはジムからそのまま外へ花束を買いに行くも、お供えはせずにここへ戻ってきたようだった。

 花束は萎れて漬物のようになっており、正直もらっても嬉しくはないと思ったが、その下に敷いてある黒を基調としたお洒落なデザインの風呂敷が気になった。隣にいた大学院の先輩も、アキラさんが花束と一緒に持っていた着物の帯が気になっている様子であった。2人で目配せをし、こちらをもらってもいいか、と口を揃えて聞くと、快く承諾してもらい、全体的に和やかなムードになった。私も段々とテンションが上がってきて、大学院の先輩が着ていた着物に帯を合わせながら、とてもよく似合う、などと言ってはしゃいでいた。

 

0304

他にも知り合いが何人か登場したが、肝心のアキラさんを知らない