夢日記

書き留めた夢を文章にして公開しています

221106

 駅ビルのレストランを物色している。高級イタリアンからミスドまで、いろいろ見てまわる。今度、知人にご馳走すると約束しているので、その下見に来ているのだ。ミスドでは、勉強する人たちが大半の席を占領している。そしてその横では、体操大会に出場する選手たちが各々マシンを使って練習している。

 高校同期にばったり会った。彼女は劇団員で、今度主役をやるらしい。私も劇団に参加しているが、端役なので、あえて言わずに、彼女の話を聞いていた。ここでは遠慮なく言わせてもらうが、主役の登場時に、重低音のラッパを吹き鳴らし、観客にそれを伝える老人の役である。

 同期に手を引かれて路地を抜け、人家の柵の横につくと、彼女は腰をかがめ、排水溝の蓋を開け始める。その中からダンボールを取り出し、中の巻き物を広げて確かめる。私はハラハラしながらそれを見ている。

 人家から誰か出てきた。それ見たことかと、巻き物を持って一目散に逃げる。すぐにつかまり

「人の住所は個人情報だから、たとえ隠していたとしても、誰でもみられるところに置いていてはダメだよね」

と言われ、

「はい」

と答える。