夢日記

書き留めた夢を文章にして公開しています

230908

 もうすぐ地域の大きな祭りがある。私は建設検討班として、企画メンバーの一員に組み込まれている。本日15時頃から住民の方々と顔合わせがあるのだが、同じ班にひとり、大変いけすかない奴がいるのがストレスになっている。

 私はかなり悩んだ末、打ち合わせの直前になって、全て放り出して逃げた。どうせメンバーは大勢いる。私はたいした役目も持っていないし、一人逃げたところで誰も気づかないだろう。

 そう強がりつつも、道中、他の班の人たちがきちんとした服装で民家に入っていくのが目に入り、急に疎外感に襲われた。頭が冷んやりとして、体の力が抜けていくのを感じた。

 軽い気持ちでバックれたことを後悔し、かといって今さら元いた班に戻る勇気もなく、隣町の祭りにエントリーしようとスマホをいじる。なんとかエントリーに成功し、現地に向かおうとするが、電車を使わないといけないのに駅の反対側に向かって歩いてしまう。情けなさがピークに達する。

 歩道橋の眼下には、朱色に光る提灯をブドウのふさのようにたくさんつけた竿を持った人が、道幅いっぱいに横並びになり、非常に長い列をつくってゆっくりと歩いている。提灯のついた竿が縦横にいくつも連なって、さらにそれぞれの竿がゆっくりと上下することで、まるで一頭の龍がうねりながら前へ這い進んでいるようである。

 空がだんだん暗くなってきて、提灯の明かりがくっきりしてきた。私は思いがけず良い景色を見られたことで機嫌をよくして、みんなの写真を撮ることにした。(とりあえず家に戻ってカメラを取ってくるか)と一輪車で横断歩道を渡り始めた。