夢日記

書き留めた夢を文章にして公開しています

210905

 私に妹ができた。母から赤ん坊の彼女を渡され、注意深く抱っこする。抱っこしたまま立ち上がろうとするが、立ち上がる時の揺れで泣き出してしまわないか心配で、思い切りをつけることができず、逆によろよろとしてしまう。生まれたばかりなのでそんなに重くないはずなのに、なぜか岩のように重く感じる。そういえば、私は今まで兄弟もいとこもはとこもいなかったから、赤ん坊を抱くのは初めてなのだと気づく。だからこそしっかりしなければと、何とか立ち上がり、そのまま両親と一緒に散歩をする。

 いつの間にか50㎝ほどの高さの塀の上を歩いている。すぐ横にロープが張ってあり、とても歩きにくいのだが、塀が微妙に高いので、下に降りたら衝撃で妹が泣いてしまうのではないかと心配で、そのままロープの外側の、塀の縁ぎりぎりの狭いところを歩き続けている。春の日差しがポカポカ暖かい。妹の体は柔らかく、さっきほどではないが、やはりしっかりと重量を感じる。

 散歩から帰ったら久しぶりの実家である。自分の部屋に入ると、なぜか荷物がまとめられている。今まで使っていた部屋はリフォーム工事をするため、新しい部屋に移るよう言われる。大きな家具はこれから移動するから手伝ってほしいとのことである。実家の変化はそれだけでなく、どこからか猫やら犬やらが5,6匹出てきて、私の行く先を歩いている。私のいない間にペットを飼い始めたらしい。

 新しい部屋に運ぶため、大きな木箱の上に乗って奥の荷物を抱える。木箱から降りようとすると、すぐ下からボルゾイが1匹私を見上げているのが目に入る。ボルゾイの中でも特に長いと思われる鼻が、床に対して垂直に伸びている。このまま木箱から降りると、ボルゾイの鼻が自分に刺さってしまうと思い、少しずれた所から慎重に降りる。床に荷物を降ろし、ボルゾイを横から優しく抱きしめる。