夢日記

書き留めた夢を文章にして公開しています

230330 - 1

 ごついタイヤのチャリに小さな女の子を乗せて、恐る恐る坂を降りる。急に物陰から飛び出してくる人たちがいるので、うっかり轢かないように細心の注意を払うが、スピードが出ないようにブレーキをかけ続けていると、逆にバランスをとりづらい。

 案の定横倒しになってしまった。色とりどりのビーンズがアスファルトに散らばる。ひとつひとつかき集めているうちに、どんどん情けなくなってきた。自分はもう大人なのに、子どもたちを守るにはあまりに頼りない…。

 3人の幼ない少女たちを置き去りにし、先に家に帰ってきてしまった。彼女らも家の場所は分かっているし、大丈夫だろうと思っていたが、なかなか帰ってこない。

 心配になり、外へ飛び出した。ちょうど帰ってきた彼女らが向こうから歩いてくる。たいそう不機嫌な様子である。どうやら道に迷ったらしい。大人として最後までしっかりできなかったことを心底恥じた。