夢日記

書き留めた夢を文章にして公開しています

230330 - 2

 暗い夜道をひとりで歩いている。高架下に差し掛かると、前からものすごく背の高い欧米人がやってきた。手話を使って何か聞いてきているようだが、自分は手話を知らない。両耳に指を差し、両手を前で合わせてお辞儀して、「自分は耳が聞こえるから手話が話せない。ごめんなさい。」と身振り手振りで伝える。男は私の意図を理解し、私と同じようにぺこぺこお辞儀をしてくれる。

 さっきの男が降りてきたであろう歩道橋を渡ろうとするが、背の高い男のために造られたものなのか、階段の段差が自分の背より高い。上段に手をかけ、なんとか這い登ると、今度は前から黄緑のN字のクッションを持ったちょっとおかしな人がやってきた。

 別ルートで帰ればよかったと後悔し、警戒しながらさらに進むと、同じようなローマ字クッションを持っている人たちをちらほら見かける。クッションの色はさまざまだが、その多くが黄緑色で、ちらほらピンクや青などのものも紛れている。

 進めば進むほど、だんだんクッションを持った人が増えてくる。どうやら白いクッションが他の色のものよりも価値があるらしい。その辺に落ちているZ字の白クッションを拾い、握りしめて歩く。自分もクッションを持つことで疎外感が薄れ、流行りにうまく乗れたことに安心する。

 白いハートのクッションを大事そうに抱き抱えている茶髪のロングの女の子の横を通りすぎる。ハート型は白の中でもさらにレアで、最上級のクッションなのである。

 インスタを開くと、友だちの投稿がなんだかおかしい。上下ふたつに同じ投稿がくっついて並んでいる。ZOZOTOWNのアプリを入れていないと、投稿画面のすぐ下に、ZOZOTOWNアプリで投稿した場合のデモ画面が自動で表示されるのだ。

 どうやら今はZOZOの時代、ということらしい。