夢日記

書き留めた夢を文章にして公開しています

230405

 東京日本橋の雑居ビルの最上階で、どこか食べるところを探していた。寿司屋はオープンな造りになっていて、短い暖簾がかけられているだけで、外から中の様子がよく見えた。4人掛けの机がいくつか並べられていて、2,3人の客が座っている。食事をしているというよりも、美術の工作をしているような感じがあり、気になったので入ってみた。

 ガラガラの店内で従業員も暇そうにしていたが、私を見つけるとすぐ、その辺の席に案内してくれた。メニューは普通の寿司屋と特に変わりはなく、お任せコースを頼んでみた。すると、シャリがいくつか並んだ皿と、色とりどりの粘土が並んだ皿が出てきた。やはり普通の寿司屋とは少し違うようだ。これらの粘土からいろんなネタを作れるらしい。

 お腹が空いているから入店したのだが、果たして本物の寿司にはありつけるのだろうか。寿司屋と謳っている以上、この粘土は食べられる粘土なのだろうか。半信半疑で粘土をこねていると、外から爆発音が聞こえてきた。

 店を出て、音がした地下鉄乗り場のほうへ向かう。下へ降りれば降りるほど、焦げた匂いが増してくる。地下広場は薄暗く、たくさんの人が混乱気味に右往左往している。火事があるみたいだが、どこが火元かわからない。

 そのうち2度目の爆発があったらしく、凄まじい音が広場中に響いた。火元はすぐそばだ。みんなパニックになり、狭い出口を目掛けて一斉に走り出した。薄暗い中に煙が蔓延してよく見えない。広場は叫び声がこだまし、大混乱である。私も煙を吸わないようにしゃがみながら、ただただ人の流れに身を任せた。