夢日記

書き留めた夢を文章にして公開しています

230510

 私はイタリアンレストランで食べ残したパスタの皿を見つめていた。パスタのとなりはアイスティーが2つ並んでいる。食べる前に写真を撮り忘れたのだが、ここへ来た記念にどうしても記録を残しておきたくて、インスタ映えする角度を探っていた。

 テラスの外には、絵みたいに綺麗な山と花畑が映り、薄水色の空には白い月がぼんやりと浮かんでいる。店の中から見た風景っていうのも、案外ありかもしれないと、スマホで写真を撮ろうとしたところで、人が映り込む。

 今日はもう無理かもしれないと諦めてレストランを出る。デッキに上がると、水平線に沈む太陽が見えた。無意識のうちに写真撮ろうとカメラを構えると、太陽は次第に膨れ上がり、家ひとつ覆ってしまうほどの大きさになった。この太陽は自ら光を発する様子はなく、表面はアルミホイルを巻いたようにギラギラと輝いている。角度を変えると、木星の模様に変わった。とにかくデカい太陽である。