夢日記

書き留めた夢を文章にして公開しています

230205

 友だちが横の棚に目を向けている隙に、洗面台の腕時計2つに手を伸ばして掴み取り、足早にその場を去った。すぐに彼女が追いかけてくる気配がしたが、後ろを振り返るのが怖くて、走って逃げた。

 彼女はもうすぐ授業があるので、最後までは追いかけては来なかった。ガラスのエレベーターで、後方に下がっていく彼女の表情はどんなだっただろうか。突然盗みを働いた私をどう思っただろうか。今となってはもうわからない。なんで自分が盗みを働いてしまったのかもわからない。あの腕時計を特別欲しいわけではなかったのに。

 時計屋さんに行き、自分の罪を告白して、腕時計を預かってもらうことにした。彼女に詫び状を書くために、ギフトショップで便箋を探す。伊藤若冲が描くような鶏がたくさん並んでいる和風の青いものを選ぶ。