夢日記

書き留めた夢を文章にして公開しています

211010

 友人たちと滋賀旅行に来ている。泊まった民宿では自分たちでゴミを捨てなければならないのだが、朝の10時までに出せば良いらしく、自分の住んでいるところより遅いと安心する。これなら少しくらい遅く起きても大丈夫だろうと何の心配もせずにすやすや寝ていると、突然ひとりの同期に起こされた。外はまだ暗い。時計を見るとまだ4時である。彼女曰く、もうひとりの同期がひとりでゴミを捨てに行ってしまったのだとか。指定のゴミ捨て場はここからかなり遠くにあり、一番近いルートはこの時間帯だと立ち入り禁止になっている。彼女はそのことを知っているだろうか。禁止エリアに入ってしまって問題になったりしないだろうか。心配になったので、みんなで外へ様子を見に行くことにした。

 住宅街の中を走っていると、遠くのほうに、灯りが列になって伸びているのが見える。辺り一面真っ暗な中、その灯りだけがぼんやりと浮かび上がっている。私たちは走るのを止めずにどんどんその灯りに近づいて行き、とうとうその正体を前に立ち止まった。

 そこではたくさんの人が一列になって街を練り歩いていた。一番前にはお神輿を担いだ人たち、その後ろには弓を操る人たち、そのさらに後ろには首からぶら下げた木の板の上で料理をする人たち…。などなど、多様なコンセプトに基づいた踊りを踊りながら、彼らは進んでいく。お神輿の後ろで弓を操っていた人たちは、一通り踊りが終わり、弓を構えて決めポーズをとると、後方へ走っていき、列の一番後ろに並び直した。弓の人たちが列を抜けるとすぐに、料理をする人たちの踊りが始まる。料理の人たちの踊りが終わると、弓の人たちと同じように彼らも列の後ろへと走っていく。お神輿を担いでいる人たちは、ひとつの踊りが終わるごとに空いたスペースの分だけ後ろに下がる。このように、お神輿のある方に列が進むと思いきや、実は彼らは反対方向に進んでいくのであった。

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