夢日記

書き留めた夢を文章にして公開しています

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 よく朝ご飯を食べに行く料理店がある。80から90くらいのおばあちゃんがひとりで切り盛りしている。店が外の通りに開かれた形になっており、私は外に面したカウンター席が気に入っている。そのお店に行けば必ずそのカウンター席に座り、味噌雑炊を頼む。味噌雑炊は大変美味しく、冬の寒い空気に湯気が立ち込めるなかで交わすおばあちゃんとの何気ない会話が何より楽しい。ここへ来れば朝から元気をもらえる。

 ある朝、いつものようにそのお店に行くと、おばあちゃんがキッチン横の丸椅子に腰かけている。私が来ても微動だにせず座っている。こちらを見てくれない。店内にはおばあちゃんのほかに40代くらいの女の人がいて、ぶつぶつ独り言をつぶやきながらあくせく働いている。私はいつものように味噌雑炊を頼む。女の人は味噌雑炊の入った器をぞんざいに私の前に置く。早く食べて出てってくれと言わんばかりである。おばあちゃんは何も言わず、こちらを見ようともしない。じっと座って一点を見ている。嬉しいのか悲しいのか怒っているのか、表情からは読み取れない。

 40代の女の人は娘さんだろうか。彼女の独り言から察するに、他の仕事と掛け持ちしているようだ。わざわざ忙しい中受け継がなくてよかったのにと思う。おばあちゃんとの時間はもう戻らないのだろうか。すぐそばに座っているのに怖気づいて声をかけることができない。