夢日記

書き留めた夢を文章にして公開しています

210626 - 1

 電車に乗っている。それほど空いてもいないのに、自分の両サイド3,4席分ほどを占領して荷物を載せているので、やや居心地が悪い。しかし容易に動かせないほどの大荷物なのだ。例えば右隣の段ボールの中には大量の本や古いレコードアルバムなどが敷き詰められている。まだ箱に入れ終わっていない荷物もある。色鉛筆の入った薄い缶の箱をどこに入れようか迷いながら、もうすぐ駅に着くのにこの調子では間に合わないと悟り、向こうの座席に座っている母に目で助けを求めた。母の視線は私の後ろの窓に映る景色へ向けられている。呆然としており、こちらの合図には気づかない。

 駅についてしまった。もう知らない!と何も持たずにホームへ降りた。電車が去った後には、何本もの線路が列をなして浜辺のように広がっていた。大量の荷物が散在しており、何人もの人がその間を右往左往している。私の荷物も全てそこに降ろされている、という確信があり、ホームから降りて線路をまたぎながらみんなと一緒になって荷物を探した。