夢日記

書き留めた夢を文章にして公開しています

210305

 恋人(誰)にドライブに連れて行ってもらうことになった。後部座席に後ろ向きに座ると、背後の景色がよく見えた。このとき、私はバイクに乗っていたように思う。海辺にかかる橋を渡るバイクにしがみつきながら、夕暮れの景色を眺めていた。心地よい風を顔に受け、この上ない幸せを感じていた。

 不意に自分がバイクから落ちてしまうのではないかと心配になるが、横を見るときちんとドアロックされてあり、安心した。そしてこのとき、自分が先ほどから乗っていたのは車だったのだと気付いた。いつのまにか自分自身も、前を向いて座っていた。

 大きな郵便局の前を通過したあたりから、急に風が強くなりだした。しばらくすると目的地である東京駅が見えてきた。突風に揺れる木々の向こうでどっしりと構え、夕陽を浴びて輝いている東京駅もまた、荘厳で美しかった。

 駐車場に着くころには、辺りはすっかり暗くなっていた。車を停めようとするのだが、風が強すぎて飛ばされそうになるので、恋人(誰)が紐で括り付けようとしている。ちょうど私はリュックのポケットに結束バンドを入れていたため、これらを使って車を繋ぎ止めた。紐よりも結束バンドの方が強力なので、一安心である。

 同居先のようなところで、次の目的地であるディズニーランドに向かう準備をしていると、恋人(誰)から、私が普段からだらしないことに対する不満をぶつけられた。特に、いつも私が父に溜めまくった紙ごみをあげている(捨ててもらっている)ことを咎められ、押し入れの中の物を今から整理するよう言われてしまった。

 ここへ着いたらすぐにディズニーランドに行けるものと思っていた私は、内心不貞腐れているのを悟られないように努めながら、今日は片付けが終わってから夕飯だけ食べに出かけようと提案した。ちょうどそこへ、どこかのパン屋で買ったパンが3つ登場したので、溜めておいた紙袋をひとつ取り出し、中に入れた。改めて押し入れを見回したが、自分としては特段散らかっているようにも感じられなかった。恋人(誰)は、何かを確認するために電話をかけ始めた。